QANDA インプラントのお悩みQ&A
  • 一般的に寿命が長いと言われていますが、それでも限度があります。「インプラント体」と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れた場合は再手術が必要になります。一般的な寿命は10年~15年くらいでしょうか。毎日のお手入れを怠ってしまうと寿命が短くなり、早い時期に使えなくなってしまうこともあります。

    丁寧に扱うと長く使用できますので、丁寧に日々のメンテナンスを行うことが大切です。

  • インプラントの一般的な治療期間は、下顎は2~4ヵ月、上顎は3~6ヵ月の期間かかると考えられています。これは、あくまで目安であり、歯周病などの歯肉の病気を患っている場合や、糖尿病で血糖コントロールがうまくいってない場合は、治療期間がもっと長くなる可能性があります。骨量が不足している患者様の場合は、先に骨を増やす骨造成治療を行ってからインプラント治療を開始することがあります。

  • 手術中は局所麻酔で痛みを感じないようになっていますが、インプラントを埋め込むために歯肉を切ったり、顎の骨に穴を開けたりするため、痛みや腫れが生じる場合があります。腫れる程度は手術の範囲が広くなるほど大きく腫れる可能性が高くなります。痛みは処方された薬剤を指示通りに飲み、腫れは手術前から口内を清潔にするクセを付け、傷口を舌先などで触らないことである程度防ぐことができます。

  • おうちで行っていただく毎日のセルフケアが大切です。口内の環境をつね に清潔な状態に保つためにも、ブラッシング・デンタルフロス・デンタルリンスのシンプルケアの習慣をつけてください。これは天然歯のお手入れにも共通する口内を健康に保つケアです。ただ、お手入れを怠ると、天然歯は軽度の虫歯に侵され徐々に重度になるのと違い、インプラントは歯垢や歯石がつき、一気に細菌感染を起こしてしまいます。神経が通っていないので、お気づいたときには症状がかなり進行していることが多いのです。

  • 治療後にメンテナンス(定期来院と毎日のセルフケア)を怠ると、インプラントと歯肉の周囲に炎症が起きて腫れ、進行するとインプラントを支える顎の骨が溶けてしまいます。 経験の乏しい歯科医師が骨の状態をよく把握せずにインプラントを埋入すると、インプラントの脱落や骨を突き抜けたというような事例につながります。また手術の際、ドリルの摩擦熱で骨がやけどしたような状態になりうまく結合しない場合もあります。骨のやけどは適切なドリル操作や注水で防げますから、歯科医の技術がリスクに直結すると言っても過言ではありません。

  • インプラント治療を行うために必要な資格がないので、どの歯科でも標榜することが可能です。つまり、歯科医によって技術の差が大きく、HPや医院の外観からはわからないというわけです。

    インプラント専門医の肩書きを持っている歯科医は厳しい認定試験にパスをして症例を多く持っていますので安心の目安になることでしょう。

    HPで探す時は、歯周内科または歯周外科、口腔外科の記載がある歯科医院をお勧めします。通常の歯科医院よりも技術や知識の高い医師が在籍している可能性が高いからです。

  • 安価でインプラントを提供している場合、その安さには何らかの理由がある場合がほとんどです。

    販売されているインプラント体は世界中で100種類以上あり、使用実績が少ないから価格が低く設定されているものもあります。噛めることだけを重視した非常に安価な素材を基本設定とし、満足のいくものを入れようとすると高額になるケースかもしれません。

    また、インプラント体のみの価格を提示していたり、手術費のみであったりという可能性も考えられます。事前のカウンセリングの際には、金額の内訳について確認を取るようにしましょう。

  • できます。最新のインプラント治療法により、4本のインプラント体を顎骨に埋め込み、は全体を支えることが可能です。この方法は歯肉の手術範囲が狭いため、身体への負担も少なく、費用も抑えられます。インプラント治療はどうしても手術が必要ですが、総入れ歯と違い、自分の歯のように噛めて食事をおいしく味わえますので、総入れ歯から移行する患者様も少なくありません。また、入れ歯を使用している間に顎骨がやせてしまっていると、インプラント治療の前に増やす手術が必要になります。

  • インプラントを埋め込む場所の骨が足りない場合、「インプラント治療ができない」と診断されるケースもあります。長期間入れ歯やブリッジを使っていると、噛む力が十分に顎の骨に伝わらずに骨が痩せていきます。こういった状態だと、インプラントを埋入できないからです。当院では、そのような状態に対処する治療法を複数備え、患者様の状態に沿ってお勧めしています。例えば、顎骨にスペースを作り、粉砕した自分の骨等を詰めて再生を促したり、骨のもとになる物質を注入して足りない骨の厚みを補ったりしてからインプラント体を埋め込む方法です。ぜひ、一度ご相談ください。

  • インプラント治療は、顎の骨の成長が止まる16歳~18歳くらいから適用可能です。顎の骨の量が足りていれば、一般的に80歳くらいまでは手術を行えます。全身疾患があり手術に耐えられない場合には、インプラント治療以外の方法で欠損歯を補います。

  • はい、インプラントはしっかりと固定されているので、硬いお煎餅やステーキ、弾力のあるお漬物など、何でもしっかりと噛んで食べられます。入れ歯の場合、細かい欠片が床と粘膜の間に入り込んだり、しっかりと力を入れて噛めなかったりしますが、インプラントはそういった不快な状態になりません。

  • 交通事故やぶつけて歯が抜けてしまったといった場合でも、インプラントは適用可能です。周りの健康な歯を削ることなく、元の口腔状態に近付けることができます。

  • インプラントに対応しているという標榜がある歯科医院なら、治療が受けられます。インプラントを取り扱っている歯科大学付属の歯科医院は増えていますが、看板にインプラントを治療項目としてピックアップしていない所もありますので、直接質問してみることをおススメします。

  • 事前にしっかりと麻酔を行うため、手術時の痛みはほぼありません。まったくの無痛・無刺激ではなく、抜歯をする時と同じくらいの感覚だと考えてください。

  • インプラントは上顎で81%、下顎で91%が5年以上状態維持に成功しています。また、10年以上維持できている臨床成功率は96%以上とされています。これらは、正しい診断に基づき、正しい術式に従った手術によって埋入されたインプラントを、適切なセルフケアと定期メンテナンスで管理した場合の結果です。

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